入試について


岩手医科大学歯学部は、「建学の精神」に基づき、優れた資質と深い人間愛を有する歯科医療人、研究者の育成をめざしています。多様な入試制度を通じて、歯科医師をめざす強い熱意と、生涯にわたって学び続ける意欲を持った、意欲あふれる皆さんとの出会いを心待ちにしています。

本学での学びは、次世代の歯科医療人を育成するために、他の歯学部にはない独自の環境と教育システムを備えています。
1.少人数制を活かした1年から6年までの手厚い指導
教員と学生の距離が近く、個々の進捗状況に合わせたきめ細やかな指導が受けられる少人数教育を徹底しています。入学直後から臨床教育に至るまで、学生一人ひとりが着実に知識・技術を修得できる環境が整っています。
2.併設された他学部との連携による実践的な多職種連携教育
医学部、薬学部、看護学部が同じキャンパスに併設されている総合大学の強みを活かし、早期から多職種連携教育(IPE: Interprofessional Education)を実践的に学びます。チーム医療の一員として、他分野の医療専門職との協働に必要な視点とコミュニケーション能力を養います。
3.充実した学納金減免制度による経済的支援
特待生制度(大学入学共通テスト利用選抜・医学部入学試験利用選抜)や歯学部同窓生学納金減免制度を設け、優秀な学生や、卒業後本学で研修することを確約できる学生の学納金の一部を大幅に減免し、高い志を持つ学生の修学を経済的に力強くサポートします 。
4.高度なキャリアを志す学生のための選択肢:医学部への転部制度
将来、より幅広い医学領域での活躍を志す学生のために、学内規定に基づいた医学部への転部制度を用意しています。学生の意欲と能力に応じた、学部を超えた高度なキャリア形成の可能性を支援します。
アドミッションポリシー(入学者受入方針)
本学は、地域医療に貢献する医療人育成を使命としています 。歯学部では、単に優秀な学力を持つ人だけでなく、歯科医師としての強い使命感と、人間的な温かさを持つ方を求めています 。
私たちが求めるのは、以下のような資質を持つ人材です 。
- 全人的な立場で周囲と交流できる協調性のある人
- 明確な目的意識を持って、積極的に社会貢献のできる人
- 科学的な思考のもとに周囲の現象を捉えることができる人
- 医学や歯学を生涯学習の対象として捉え、意欲的に勉学のできる人
- 国際社会における医療や研究活動に、積極的に参加する意欲のある人
多様な選抜方法と評価(令和8年度入試)
| 選抜区分 | 主な選抜方法 | 評価する要素と内容 |
|---|---|---|
| 一般選抜 | 筆記試験、面接、調査書 | 歯科医学を修得するために必要な基礎学力(理科、数学、英語)と、歯科医師を志す熱意、社会性、学修態度などを評価 |
| 大学入学共通テスト利用選抜 | 共通テスト、面接、調査書 | 大学入学共通テストの結果により基本的な学力を判定し、面接では歯科医師を志す熱意、一般常識、社会性などを評価 |
| 医学部入学試験利用選抜 | 医学部一般選抜一次試験、 面接、調査書 | 医学部一般選抜一次試験の科目合計に、個別試験の面接評価を加味して選抜 |
| 学校推薦型選抜 | 小論文、面接、調査書 | 学修に必要な基礎知識や問題発見力・思考力(小論文)と、自己の考えを説明する力、議論する力、学修態度などを評価 |
| 総合型選抜 | 模擬授業・理解度確認テスト、面接、自己推薦書、調査書 | 模擬授業の理解度に基づく思考・表現力、地域医療への貢献意欲、多職種との協働姿勢などを多面的に評価 |
| 編入学者選抜 | 小論文、面接 | 歯科医師を志す熱意、基礎知識、一般常識を確認し、学修に必要な資質を総合的に判断 |
受験にあたっての重要なポイント
1.面接の重要性
一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、医学部入学試験利用選抜、学校推薦型選抜、編入学者選抜のすべての選抜において、面接は合否判定に決定的な影響を与えます。
- 各選抜において、大学が設定する面接の基準に満たない場合は、学力試験の成績順によらず不合格と判定されます 。
- 総合型選抜においても、面接ならびに自己推薦書が基準に満たない場合は不合格となります 。
2.優遇制度について
特待生制度
大学入学共通テスト利用選抜または医学部入学試験利用選抜の合格者のうち、極めて優秀な成績を有し、卒業後5年間本学で研修を行うことを確約できる方に対して、学納金の一部を減免します(重複利用不可) 。
歯学部同窓生学納金減免制度
本学同窓会(圭陵会)正会員の3親等以内の親族が歯学部に入学し、卒業後5年間本学で研修を行うことを確約できる方について、学納金の一部を減免します(重複利用不可) 。
3.転部制度について
将来、より幅広い医学領域での活躍を志す学生のために、医学部への転部制度を用意しています。
時期
歯学部の1年生から2年生に進級するタイミングで、転部試験を受験することが可能です
選考方法
試験、面接、および歯学部1年次の成績などにより、総合的に判断されます。
入試の日程(抜粋)
| 選抜区分 | 募集人員 | 出願期間(消印有効) | 試験日 | 試験会場(個別試験) |
|---|---|---|---|---|
| 総合型選抜 | 5名 | 令和7年10月1日(水) ~10月17日(金) | 10月26日(日) | 本学: 矢巾キャンパス |
| 学校推薦型選抜 (公募制・指定校制) | 5名 | 令和7年11月1日(土) ~11月11日(火) | 11月23日(日) | 本学: 矢巾キャンパス |
| 一般選抜(前期) | 23名 | 令和8年1月5日(月) ~1月24日(土) | 2月6日(金) | 矢巾・東京・ 大阪・仙台 |
| 一般選抜(後期) | 5名 | 令和8年2月17日(火) ~2月27日(金) | 3月9日(月) | 矢巾・東京 |
| 総合型選抜 | 5名 | 令和7年10月1日(水) ~10月17日(金) | 10月26日(日) | 本学: 矢巾キャンパス |
大学院
在校生の都道府県別分布
岩手医科大学歯学部には、東北地方を中心に、全国各地そして海外からも学生が集まっています。



