国境を越え、世代を繋ぐ医療ボランティア

 岩手医科大学歯学部 口腔顎顔面再建学講座 口腔外科学分野では、長年にわたり特定非営利活動法人 日本口唇口蓋裂協会(Japan Cleft Palate Foundation)の一員として、ベトナム社会主義共和国ヴィンロン省ベンチェ市のグエンデンチュー病院を拠点とした医療ボランティア活動に参画しています。毎年欠かすことなく継続されてきた国際協力の取り組みで、2026年度で計84回の派遣を数え、およそ30年前から継続してきた国際医療支援の取り組みです。
 本活動には、本学の学生も意欲的に参加しています。現地では、ベトナムでの医療現場を肌で感じるだけでなく、日本国内の大学から集まった志を同じくする学生や諸先生方とチームを組み、共に汗を流します。
 大学や学年の垣根を越えた活発な交流の中で、学生たちは自身の知識を再確認し、時には互いに刺激を受けながら、医療人としての自覚を深めています。現地での限られた資源の中で最善を尽くす経験は、日常の講義や実習では得られない、極めて密度の高い学びの場となっています。

岩手医科大学は、この歴史あるボランティア活動を通じ、確かな技術と広い視野、そして何より豊かな人間性を備えた歯科医師の養成を、これからも変わることなく続けてまいります。