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【歯科矯正学分野】深澤慶子助教が日本矯正歯科学会学術大会 優秀演題賞を受賞されました。

本学 歯学部 矯正学分野の深澤慶子 先生(助教)が、去る9月29日~10月1日に開催された第84回日本矯正歯科学会学術大会において、数多くの発表の中から厳選された優秀演題賞を受賞されました。

受賞演題タイトル

「超高磁場7T MRIにおける歯科矯正用アンカースクリューの牽引力とアーチファクト」

深澤慶子, 櫻井直人, 桑島幸紀, 澤田智史, 武本真治, 佐藤和朗

演題の概要と評価

本研究は、従来の約2倍の磁場強度を持ち、詳細な画像診断を可能にする超高磁場7テスラ(7T)MRIと、歯科矯正治療で用いられるアンカースクリューの相互作用に関する安全性を検証したものです。

矯正治療中に7T MRI検査を行う際の、スクリューに働く牽引力(磁力で引っ張られる力)の程度や、画像に生じるアーチファクト(ノイズ)の影響を詳細に解析しました。

超高磁場MRIの臨床応用が進む中で、本研究は矯正治療を受けている患者さんが、安全かつ質の高い画像診断を受けるための重要な科学的知見を提供するものであり、その独創性と今後の医療への貢献度が非常に高く評価されました。